資産運用においては、金融商品を購入して保有し、時期を見計らって売却するという3段階の手順を踏んで行います。
そして、その運用成果は、保有している金融商品を売却して初めて分かります。このため、運用にあたっては、段階毎の適切な判断が必要となります。
まず、金融商品の購入にあたっては、「商品の選択」と「購入のタイミング」がポイントとなります。特に、投資商品では、相場状況によって投資マインドが影響されることも多いので注意が必要です。
どの商品をいつ買うかが収益の出発点となりますが、特に、購入のタイミングが重要となります。どんな良い金融商品であっても、タイミングが悪ければ儲からないからです。
それぞれ人によって、購入タイミングが異なりますが、自分の相場感で購入タイミングを判断することが大切です。
短期運用は、相場上昇期がそのタイミングですが、これは、意外と難しいものです。長期運用の場合は、いつでも購入できますが、相場低迷期に逆張りする方法もあります。
相場加熱期に入ると、投資マインドが社会全体に高まり、他の人が儲かっているのを見て、自分もと投資を始めるようになます。
その場合の投資スタンスは、短期で儲けようとする傾向が強くなりますが、これで儲けられる人は非常に少ないです。往々にして、相場下降期に購入して含み損を抱え込んでしまうからです。
相場低迷期に入ると、投資マインドが社会全体で低くなり、投資に手を出す人は少なくなります。このため、この時期に投資を行うには、しっかりとした相場感が大切になります。
特に、中長期の逆張りで良い商品を安く買うことがポイントとなりますが、売却は、ある程度の期間、我慢することも必要となります。そうすると、相場が上昇期に入ると収益は大きく拡大します。
売却にあたっては、誰も売り時を教えてくれません。このため、自分の判断で行う必要がありますので、自分の相場感が収益を決定することになります。目標収益や損切りポイントをある程度決めておき、感情ではなく、合理的な判断で行うことが大切です。
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