大きな地震が発生すると、建物自体は大丈夫でも、家具が転倒、落下し、家具の下敷きになったり、割れたガラスなどでケガをすることがあります。

また、倒れた家具により、部屋の出入り口や廊下がふさがれ、避難することが困難になります。このため、日ごろから家具の固定をしたり、配置を考えて地震に備えましょう。

■タンス・棚
Ｌ字金具などで固定しましょう。支え棒を使用する場合は壁側に設置し、床との間に免震ゴムを手前側（壁の反対側）に入れると良いといわれています。ガラス面には飛散防止フィルムを張りましょう。

■本棚
すきまがあると危険です。すきまがあるときはブックエンドなどを活用。また、本がすべり落ちないように、バンドをかけておくといいでしょう。

■テレビ
家具の上などには置かず、できるだけ低い位置に固定して置きましょう。

■額縁
チェーンや金具でしっかり固定しましょう。ガラス面には飛散防止フィルムをはるとより安全です。

■窓
夜はカーテンを引いて就寝しましょう。ガラス面には飛散防止フィルムをはるとより安全です。

■照明器具
つり下け式の照明器具は、チェーンと金具を使って数箇所止めましょう。蛍光灯は蛍光管の両端を耐熱性のテープで止めましょう。

■　暖房器具
ストーブは耐震自動消火装置付きのものを使用しましょう。また、周囲に燃えやすい物を置かないようにしましょう。

■ピアノ
本体にナイロンテープなどを巻き付け、太めの柱に取り付けた金具に連結し、しっかりと固定しましょう。脚には専用のすべり止め器具を付けましょう。

■冷蔵庫
針金を通して、壁などに固定しましょう。転倒防止用の専用べルトを使うと効果的です。

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