3月から5月になると、九州北部の地域は空が黄色くなります。これは、中国大陸の黄砂が日本飛んできているのです。
黄砂は、主として中国の乾燥地帯(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯で強風(偏西風)により吹き上げられた多量の砂塵が上空の風に運ばれて、日本で降下する現象をいい、濃度が濃い場合は、空が黄褐色となることがあります。
黄砂の粒子は直径0.1mm以下の細かい土の砂粒ですから、気道を刺激すると咳が出ます。
喘息があると、発作の悪化因子になりますので、黄砂の多い日には注意しましょう。
マスクをして、黄砂が気道に入るのを防ぎましょう。
また、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎も、黄砂によって悪化します。
特に花粉症が落ち着いたのに涙目になる場合は、黄砂が原因になっている場合があります。
黄砂対策としては、
■黄砂が飛来する時期には天気予報に注意を払う。
■黄砂の多い時期には外出を極力控える
■花粉症対策と同様に、眼鏡やマスクを使用する
■洗濯物にも注意。黄砂の多い日には、干している洗濯物に黄砂がついている可能性大
などが対策として挙げられます。
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